誰から加入する? ~損害保険編~

皆さん、こんにちは。
今日は「誰から保険に入るか?」についてのお話です。
保険にも損害保険と生命保険がありますが、今回は損害保険の代名詞でもある自動車保険について見ていきましょう。

自動車保険に加入したい場合、

保険代理店から加入する
インターネット等を介してダイレクト系損害保険会社から直接加入する

という二つの方法があります。

さらに、①の保険代理店は以下のように分けられます。

自動車関連業(自動車販売店、自動車整備工場)の代理店:52.3%

 ・・・自動車の販売が主軸で、主に自動車保険を付随的に販売する「兼業代理店」。

保険商品の販売を専門に行う専業代理店:18.9%
 ・・・
保険のみを販売する「専業代理店」などと呼ばれる保険代理店。
 ・・・全国で営業展開する大規模代理店から地元密着型の小規模代理店まで数多く点在。

不動産業(賃貸住宅取扱会社、住宅販売会社)の代理店:11.4%

 ・・・不動産の販売が主軸で、主に火災保険を付随的に販売する「兼業代理店」。

 ※一般社団法人日本損害保険協会の2018年のデータによる

これらの「保険代理店」に加えて、近年知名度を上げているのが「通販型自動車保険」です。
最近ではテレビでもたくさんの自動車保険のCMを見かけるようになりましたが、これらはインターネットや電話で申し込みができる、いわゆるダイレクト系損害保険会社から加入する方法です。こちらは「保険代理店」を経由しないため、更新などの各種手続きや保険金請求など、お客様と保険会社が直接やりとりを行います。

ただ、一般社団法人日本損害保険協会の統計によると、2017年度の国内自動車保険市場における正味保険料から算出された、ダイレクト系損害保険会社の合計シェアは約8%程度であると言われています。

あれ、意外に少ないんだなと思われる方も多いのではないでしょうか。


では、自動車保険はどこから加入するのが正解なのか?
・・・答えは、お客様ご自身の価値観によります。


自動車のメンテナンスや事故時の対応など、「モノ」に付随するサービスは買ったところに任せたいという方は、「兼業代理店」であるディーラーや地元の車屋さんから自動車保険を申し込まれるかも知れません。

一方で「事故があったときには、事故対応のプロに相談に乗ってもらいたい」という方は、保険の専門家たる「専業代理店」から自動車保険に加入されるでしょう。

今まで事故を起こしたことがない、あるいはめったに事故を起こさないという方は、保険料重視でダイレクト系損害保険会社を選ばれるかも知れません。

このように、保険選びの際に重視する価値を改めて整理すると、「誰から加入するか?」を検討しやすくなります。

保険代理店のホームページでは、お客様への勧誘方針や事故の際の対応方針、その会社の強みや特徴、経営方針などを知ることができます。

余談ですが、以前に私が勉強のために訪問させていただいた、ある保険代理店様で見かけたキャッチフレーズが今でも強く心に残っています。


賢い保険選びは、保険代理店選びから始まります


やや上からのメッセージにも見えますが、私たちには賢い消費者様から選ばれるような保険代理店にならなければいけないのだ、と強く感じさせられた言葉でした。

私たちは今後もお客様に選ばれ続ける代理店として、独自の価値提供が出来る代理店を目指してまいります。

安心コンサルでは、お客様の万一の事故やご病気の際に、第一の保険の相談窓口でありたいという考えから「保険管理表」の作成サービスが生まれました。保険について些細なことでも気軽に相談したいと思われる方は、どうぞお気軽にお問い合わせ下さい。(加賀山望)