「事故」は一つ「保険金」はいくつも

多くの人が加入している「保険」。

保険には大きく分けて、自動車保険や火災保険、傷害保険などの「損害保険」と、入院やガン、死亡に備える「生命保険」があります。

自動車保険や火災保険などの「モノ」(=財産)にかける保険はいくつも重ねてかけることは出来ませんが、「ヒト」(=身体)にかける保険は損なわれる健康や命が容易に換価できるものではないため、保険の種類も多く、重ねてかける方も少なくありません。

またそのような理由から、多くの保険商品は一つの「保険事故※」(※ここでは損害保険でも生命保険でも、保険金の支払が生じる事案という意味で使用します)が発生する場合、実際の損害に付随して発生すると想定される金銭的な補てんや保障を考慮して作られているため、補償(保障)内容が重複しやすくなります。

例えば自動車事故で自分や同乗者が入院するなどの大けがを負った場合、どのような保険からどのような保険金が支払われるでしょうか?

(過失割合が生じる場合)相手側の自動車保険からの対人賠償責任保険

自動車保険の人身傷害保険(実費)や傷害一時金

自動車保険の搭乗者傷害保険

傷害保険

クレジットカードの特約で追加で加入した傷害保険

共済などの入院や通院の保障

生命保険の入院特約や医療保険

(通勤途中であれば)勤務先が従業員を対象にかけている業務災害保険


・・・どうでしょう?日頃からしっかりと「管理」しておかないと、「何かあったときのために」と加入した保険も請求を忘れてしまいそうですよね。

このような自体を防ぐためには、どのような方法があるでしょうか?

一つは、

保険に加入される方が、自分の価値観に合わせて、必要最小限の保険に最適化して加入すること。

そうすれば、保険の手配モレやダブりが無くなり、スッキリと管理できますよね。

ただし、加入する際には相談者が大切にする価値観や心配な点をしっかり相談できる相手が必要ですね。

もう一つは、

加入中の保険を一元管理できるツールを利用すること。

スマートフォンの保険アプリやエクセルなどのツール、あるいは弊社の「保険管理表」を活用するなど、プロの手を借りて保険の棚卸しとアップデートを普段からすることです。

ただし、長続きできそうなものを選びましょうね(笑)

いずれにしても、そもそも分かりにくく重複しがちな保険。損害保険のことも生命保険のことも熟知している、そんなプロの保険代理店に加入と管理の窓口を一本化して、長く付き合うというのも選択肢の一つではないかと思います。

私たちもそのような代理店として常に成長していけるよう、努めてまいります。