【一般・プロ共通】保険の管理・・・自分でする派?してもらう派?Part②

【一般・プロ共通】 ※この記事は一般の方/プロ利用の方共通で読める記事です。


では、保険はどのように管理すべきでしょうか。


我が家では「資産運用・保険」のファイルBOXに保険種類ごとにインデックスを設け、その間に保険証券や設計書などがクリアファイルに納められており、取り出しやすく整理されています。(※下記画像参照)


また、保険会社から新たな書類が届いたらすぐに開封し、古いものと新しいものをその場で差し替えます。



これだけで、保険の管理はおおよそ8割はできているといっても過言ではありません。


保険に関する書類は、保険会社ごとに、契約ごとに、季節ごとに送られてくるものも多く、届いたときに開封して整理しておかないと溜まっていく一方です。


お客様のご自宅に伺った際に「もうどれが必要なものか分からないから見て」といったお声のもと、保険の書類を整理させていただくのは今や挨拶代わりです。


多くのご家庭で、古い書類と新しい書類、必要な書類とさしあたって必要ではない書類が混在しています。


これは保険に関するお知らせが書面で届く限り、解決されない問題かも知れません。


では、保険を「管理」する上で必要なあとの2割は何でしょうか。


残り2割の「管理」とは?


それは、 保険の「棚卸しによる最適化」 です。これを可能にするのが「保険管理表」です。保険に加入されている方やプロの営業担当者は「保険管理表」を作成する過程で、お客様の保険の加入状況を把握し、棚卸しや見直しのポイントを発見することができます。


このように保険証券や必要書類が「整理」出来ている上での「管理」によって、どの保険会社のどういった保険に加入し、どのくらいの保障(補償)で、どのくらいの保険料を毎月あるいは年間支払っているかを普段から把握しておくことは非常に重要です。


これらをすらすらと答えられる方は、なかなかいらっしゃいません。おおよそ答えられる方ならば、家計簿もしっかりと管理され、お金とのつき合い方も上手な方だと思います。


保険の書類などの「整理」はご自身で。
もちろん「管理」もご自身で行うのがベストです。


それでも、 保険の「棚卸しによる最適化」 は保険の専門家でないと難しい場合もあります。なぜなら、保険そのものが無色透明でつかみ所が無く、一般の消費者には非常に難解な商品であるからです。スマホが普及し、保険の売り手一辺倒の情報量の多さも、自分に合った情報を見つけるのに非常に時間もかかります。


また、前記事のように、家計簿とは違って保険管理表を作成するモチベーションに大きく関わる「やっていて楽しいか?」、「簡単かつシンプルか?」という二つの大きな壁が立ちふさがります。


このような理由から、保険管理表等で保険を「管理」する作業は、家計簿ほど定期的なチェックは必要ではないため、信頼できる保険の担当者に任せる方が早いのではないかと私は考えます。


お客様にとっての、第一の相談窓口はどなたでしょうか。


生命保険の担当者? 自動車保険の担当者? はたまたお抱えのファイナンシャルプランナー?


いずれにしても、保険を管理する上で重要なポイントは「事故や病気は一つ、支払われる保険金はいくつも。」であり、保険のダブり、手配漏れ、保険金の請求漏れなどを防ぎ、かついつでも何でも相談でき信頼できる窓口担当者がいる状態が「真に保険が管理できている」と言えるでしょう。