経営理念「安心を見えるかたちに」

皆さん、こんにちは。


3月11日から丸二日間、滋賀県中小企業家同友会の「経営指針を創る会」に参加していました。私ごとにはなるのですが、今回初めて総合的なとりまとめ役を務めさせていただきました。


同「創る会」は、約半年間の間に経営理念を中心とした「経営指針書」と呼ばれる、会社の方針を成文化する研修です。


私が同「創る会」を卒業したのは、今から約10年前、受講を開始したのはちょうど東日本大震災が発生した2011年の6月でした。


受講当時は、経験したことのない未曾有の震災に加え、今後迎えるであろう保険代理店の淘汰など、自分や会社の未来が見えずにただ不安におびえている日々でした。


当時の私は35歳でしたがこの半年間の研修を通じて自分を見つめ直すことで、自分が大切にする人生観や価値観を発見することができました。それは「成長」と「創造」でした。またこれらが、何のために生きていくのか、何のために経営をするのかという問いかけと結びついたとき、安心コンサルの経営理念が生まれました。


でもしばらくすると、私個人の思い入れの強さの表れからなのか、文章が堅苦しく感じ、また社員やお客様にそのメッセージや真意が伝わりにくいのでは?と感じるようになりました。安心コンサルがどんなサービスを提供する会社なのか、我が社固有の役割をやさしい文章で表現するなら、どのような言葉がふさわしいのかを再考した結果、「安心を見えるかたちに」という表現が加わりました。


今では、朝礼時にこの「安心を見えるかたちに」という一文のもとに、私たちが業務をする上で忘れてはならない思いや、あらゆる判断の基準となるものとして、経営理念から生まれた行動指針を唱和しています。


https://hokenkanri.net/company/


でも「安心を見えるかたちに」というだけでは、安心コンサルが具体的に何をどうする会社なのかは伝わりにくいですよね。少し説明を加えるとすると、私たちの会社の固有の役割は、保険や派生するサービスの提供を通じて、“(お客様や私たち安心コンサルに関わる方たちの、お金に関する)「見えない不安」を「見える安心」に変えること”だと定義づけています。


その最たるものが、弊社の「保険管理表」作成サービスです。


この「保険管理表」が生まれた背景には、保険が持つ大きな役割-大切な家族や会社経営を万が一のアクシデントによる経済的な負担から守るという、今の社会においてなくてはならない保険そのものが持つ存在価値をもっと高めたいと強く感じたからです。


https://hokenkanri.net/2021/03/31/hoken-kanri-reason-1/



「保険管理表」が生まれるまでには、これまで生命保険の保障グラフを図示するようにしたり、またあるいは生命保険の保障と損害保険の補償を一覧に表示したりと、試行錯誤を繰り返しました。


(※2008年頃の書式)



(※2013年当時の書式)


そして、2014年6月に弊社が普段から使用している書式となりました。(※2022年3月現在、ホームページで公開しているものとは異なります)


保険が社会に必要とされ続ける限り、これからも安心コンサルの「保険管理表」は保険代理店とともに進化し続けます。


弊社の「安心を見えるかたちに」という経営理念は、安心コンサルだけでは実現できないかもしれません。ひょっとすると、同じ思いでお客様に高いサービスを提供したい、という代理店さんとともに「保険管理表」を世に広げる日が来るかも知れません。


いつか「見えない不安」が「見える安心」に変えるサービスの提供を通じて、「安心が見える社会」が実現できる日を夢見て、ひたむきに努力してまいりたいと思います。(加賀山望)