「保険管理表」を作り始めた理由(後編)

(前回のつづき)

保険の仕事を始めて6年目のある日。
お客様の奥様から私の携帯に連絡がありました。
自営業であるご主人様が交通事故に遭われ、病院に救急搬送されたとのことでした。
電話口では大変取り乱しておられ、事態の深刻さがこちらにも伝わってきました。
「まずは落ち着いて下さい」
そのように伝えながらも、自動車保険や傷害保険、医療保険や死亡保険など、ご主人様の保険を全てお預かりしていた私の頭の中は「どんな補償内容だったか」「いくらお支払いできるか」・・・平時とは違う責任感や重圧でいっぱいになり、片手で電卓を弾くようなしぐさを知らぬ間に取って取っていたと記憶しています。
私自身気持ちを落ち着かせてから、弊社でお預かりしていた保険以外のお客様の保険、つまり私が最たる担当者として「管理」させていただいていた他社の商品も含め、お客様に各保険会社への保険金請求の連絡をするようお手伝いができました。
残念なことにご主人様は、数日内にお亡くなりになられました。
弊社からは、自動車保険の「人身傷害保険」、所得補償保険、傷害保険、医療保険、そして生命保険から、遺されたご家族のこの先の生活保障が十分にまかなえる保険金をお支払いすることができました。また、他の保険会社への請求漏れが無いようアドバイスすることもできました。
このような私自身の経験を通じて、
・損害保険と生命保険に垣根が無いこと。
・事故は一つで、支払は複数。
・お客様が真に求めておられるのは、事故や病気の際に最も頼れる担当者が必要であること。
など、様々なことを学びました。
保険を販売する者として、お客様からどんな些細なことでも真っ先に頼られる担当者、会社でありたい。
そのために日頃からお客様に代わって、保険を管理させていただきたい。
このような想いから弊社の「保険管理表」が生まれました。
それ以後、気付けば実に500世帯以上のお客様にお作りするようになりました。
保険を一元管理させていただける限り、ずっとお客様のお役に立てるサービスを続けていきたいと思います。