「保険管理表」相談事例集①

皆さん、こんにちは。

今日は「保険管理表」のお問い合わせの実例を一つご紹介します。

今回はある経営者からのご相談でした。

この方は以前から異業種交流会でよく顔を合わせる方でしたが、保険の相談は今回が初めてです。

損害保険については、他に仲良くされている代理店さんがあるものの、今回私にご相談されたのは主に生命保険の見直しでした。

事前に弊社のホームページを見ていただいていたようで、「保険管理表」で一度保険の見直しをしたいというご要望でした。

かくいう弊社も元々は損害保険がメインの保険代理店なのですが、損害保険と生命保険に垣根は無い!ということを「保険管理表」で感じていただいてのことのようです。

いざ、お話を伺ってみると、日本社の保険証券がたくさん出てきました。その生命保険会社の担当者とは開業時から約20年来のお付き合いで、とても良くしてくださるそうなのですが、ご相談者からいくつかの心配事をお聞きしました。

一つは、そのご担当者がご高齢であること。現在御年80歳とのことでした。

その担当者だから今の保険に加入している」わけなのですが、「その方が亡くなったらどうしよう・・・?」そのようなご心配をされていました。数年後には若手の後継者に代表を交代するにあたり、保険についてはこれからは組織経営をしている会社に任せたい、というご要望があったのです。

二つ目は、税理士さんから「保険料、払いすぎでは?」との指摘を受けているとのこと。

そう言われて、どうしたらよいかずっとモヤモヤされていたようです。

さあ、ここからは「保険管理表」の出番ですね。

「保険」は生命保険だけではないですよね。損害保険もあります。生命保険も、損害保険も①誰が、②どこの保険会社で、③どのような保険に、④どのくらいの保障(補償)額で、⑤どれだけの保険料を支払っているか?・・・ビジネス版の「保険管理表」を作成するにあたり、全ての保険証券の写しをいただきました。

保険の棚卸し作業はこれからですが、加入されている全ての保険の内容を拝見していると、確かにその会社の未来が見えてきます。いつ事業承継をするのか。ご相談者様が何歳まで役員を務めるのか。従業員の退職金をどのように準備していくのか。

保険の棚卸しと見直し。経営者の想いがつまった保険を一覧表に仕上げ、その会社のこれからの発展に寄与できるような、そんな仕事をしたいと改めて感じました。(加賀山望)